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コラム

投資に関して

2021.07.02

ジュニアNISA 

 

『ジュニアNISA』とは簡単に言うと『未成年の子供のために非課税で投資できる制度』です。

 

子供の教育費等の準備や資産形成のために国によって作られました。

 

親(もしくは祖父母)が子供の証券口座を作り、その子供の口座に入金して運用をする仕組みです。

 

子供のためのものなので、親の車購入や住宅購入資金などはダメです(ーー;)

 

子供の就職時・成人時の手持ち資金の準備や結婚資金準備ならOKです(^.^)

 

以前は『成人になる前に払い出しすると非課税ではなくなる』など非常に使い勝手が悪い制度だったのですが、あまりに不人気のため、昨年に『2023年までで廃止』されることが決定しました。

 

廃止されることがきっかけで、制度がガラッと変わりとても使える制度に変わりました(*^^)v

 

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投資できる上限額は年間80万円まで。2021年から2023年までの残り3年間で最大240万円の枠が活用可能です。

 

この枠で投資した金融商品は子供が成人するまでの期間、運用益が非課税になります(通常、利益には20%の税金が課せられます)。

 

従前の名残で2023年までは払い出し制限がかかり引き出ししにくいのですが、2024年以降は『いつ引き出しても非課税』になっております。

 

とても使いやすくなりましたね。・・・最初からこうすればよかったのに(・・;)

 

ちなみに、240万円を年5%での複利運用で15年間継続した場合には約500万円になります。利食いは260万円。

 

税率20%なら約50万円が税金で取られるので450万円になりますが、ジュニアNISAなら500万円全てが残せます。

 

また『つみたてNISA』と違い、2024年以降は追加投資や金融商品の入れ替えができないため、投資先は『長期ホールド前提』となりますので銘柄選びには注意が必要です。

 

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240万円を預金金利年0.001%での複利運用で15年間継続した場合は2,400,360円になります。利食いは360円。

 

税率20%源泉徴収されるので、残せるのは2,400,288円。。。

 

資産運用について真剣に考えておかないと、このような状況で15年後を迎えることになります。

 

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 学校ではお金の勉強をあまりやらないので、子供の金銭教育は親が担っています。

 

せっかくのこの制度を『子供の投資教育』で使うのも良いと思いますが、成人になって『これだけ増やしといたから』と渡しても、その効果はなかなか伝わりづらいと思います。

 

『エ!?ラッキー!車買っちゃお!』という具合に浪費されたら、私ならちょっと悲しくなります。。。

 

そうならないためにも、例えば15歳ぐらいになったら、日々の運用成果について親子で一緒に見ながら、資産運用をするとこんな感じで増えていくんだ!という経験をさせていけると良いかもしれません。

 

経験に勝る勉強はありません。これは実際に資産運用を始められた方が一番よくわかっていることかもしれませんね。

 

       

        永井教盟

 

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