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コラム

世界情勢

2023.06.09

日経平均

30年ぶりの最高値

 

時にバブル絶頂期。

 

1989年12月29日大納会の日に日経平均は過去最高値38,915円つけ、活況で幕を閉じた。

 

誰もがこのままの上り調子で上がることを期待していたであろう1990年。

 

その年の終値はなんと23,848円

 

1年間で日経平均は15,067円(約39%)もの急落をしたのだ。

 

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当時、私は小学生だったため全く覚えていないのですが、今この数字を見るとちょっと『身の毛もよだつ』感じがします。(ノД`)・゜・。

 

ふたたびこのようなことが起こらないことを願うばかりですが、ここ最近、『日経平均が30年ぶりの最高値をつけた!』というニュースを目にする事が多くなりました。

 

32,000円付近まで上がってきた日経平均ですが、これはバブルの再来なのでしょうか?

 

数字で検証していきましょう!

 

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為替

 

まずはドル円の為替レート。1989年の年間平均レートは1ドル137.96円。

 

意外ですが現在とあまり変わらないくらいのレートですね。

 

 

物価

 

これは近年特に上がっていますね。下記は一例です(例に偏りがあってすみません。。。)。

 

・週刊少年ジャンプ180円⇒290円

 

・軽自動車100万円~150万円⇒150万円~200万円

 

・ディズニーランド4,400円⇒8,400円

 

「モノの値段が上がっている」ということは「お金の価値が下がっている」という事でもあります。

 

物価上昇によるお金の価値の下落を鑑みると、日経平均も当時の3万円と現在の3万円では過熱感が違うと見ることが出来ます。

 

 

株価収益率(PER)

 

株価収益率(PER)とは『株価が1株あたりの純利益の何倍の価値になっているか』を示すものです。

 

これは過熱感(バブル感)を測るのに割と信頼出来そうなので比較してみましょう。

 

現在の日経平均のPERは19。ちなみに米国S&PのPERは23倍

 

そして、1989年の日経平均のPERは・・・約60倍!!

 

調べていて思わず『嘘でしょ!?Σ(゚Д゚)』と声が出ました。

 

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このように分析をしていくと現在の日経平均は他国と比べても、決して割高な水準では無いと見られています。

 

え?(・・? 

 

誰にみられているか?だって??

 

それはもちろん『海外投資家様』でございます。東証、名証の売買比率は2021年の実績値ですでに60%を占めているのです。※保有シェアは30%ほど。

 

そしてここ最近は円安によりさらに買い妙味が出ているので、主に海外投資家に買われて日経平均が上がっている状況なのです。

 

来年はNISAの拡充もあるので仕込むタイミングとしては上手いなぁと感じるところです。

 

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今回のコラムは『今のうちにみんなで日経平均を仕込みましょう!』という話ではありませんのであしからず。。。

 

     永井教盟

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