コラム
お金に関して
2020.02.25
物価が上昇する時代の考え方
日本銀行は数年前から毎年2%の物価上昇を
目指しております。
いち消費者としては、できれば物価は上がって
欲しくないところですが、物価が下がり続ける
ことには大変な問題があります。
不況で値下げしても
物が売れずに企業の業績が悪化。
給料カットやリストラで生活が苦しくなる。
しかたないのでもっと値下げをする。
でもやっぱり売れず、
業績も給料もさらに落ち込む。
このような悪循環が続いてきたのが
これまでの日本でした。
日銀が目指す毎年2%程度の物価上昇と
いうのは、景気は順調で、企業の業績も給料も
ちゃんと上がる。
物もそこそこよく売れて、結果的に物価も
上昇する。
というイメージを目指している
数値目標なのです。
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ちなみに
2018年には1%物価が上がりました。
例えば、今後毎年1%物価が上昇していった
場合、10年後の物価は約1.1倍になります。
現在100万円で購入出来ていたものが110万円
出さないと同じものが購入できなくなります。
では、今100万円の銀行預金は10年後、
いくらになっていますか?
たとえこれが101万円に増えていたとしても
同じものを購入するには9万円足りません。
これに気付いていますか?
物価が上昇していく時代には
何の資産運用もせずそのまま放置しておくと
実質的には資産が目減りしていくことに
なります。
物価上昇率以上を目指しで資産を増やして
おかなければ今と同じものが購入できません。
気付いている人は既に対策を進めています。
気付いたあなたはどうしますか?
永井教盟
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