コラム
投資に関して
2020.02.29
3月は株主優待の最盛期!
今回は近年、株主優待で生活をしている方の
メディアへの登場などもあり社会的にも認知
されてきている『株主優待』についてです。
株式投資を始めるきっかけが優待目的と
いう方も多く、私も優待目的で始めました。
株式投資をしたいけど、どの銘柄を買って
いいか判らないという方は、まずはご自身が
いつも使っている商品を製造している会社を
調べてみると良いかもしれません。
その商品が株主優待で手に入るのです!
吉野家、マクドナルド、資生堂、ANA、
ソニー、あさくま、くら寿司、
バンダイナムコ、ケンタッキーFC
オリエンタルランド(ディズニーランド)など
あなたはどこがお好みですか?
普段なじみのある会社で株主となり、応援
しながら一緒に成長して配当を得て、
さらに優待ももらえたらうれしいですよね!
しかし、優待は必ずしもあるわけではなく
有名企業でも優待がない会社もあります。
セブンイレブン、任天堂、
ファーストリテイリング(ユニクロ)など。
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ではここから
具体的な動きについて見ていきましょう。
最盛期である3月の優待銘柄で人気なのは
『オリックス』、『ヤマダ電機』、『ANA』
でしょうか。
『オリックス』
4%の配当+「ふるさと優待」カタログギフト
『ヤマダ電機』
2%の配当+買い物優待券
『ANA』
2%の配当+国内航空券割引優待
『オリエンタルランド』
東京ディズニーランド or シー
1デーパスポート!
※配当や優待は各企業の判断で廃止や変更に
なることがあります。お取引に関しては
各上場会社のホームページ等で
ご確認ください。
今年は3月27日(金)が権利付き最終日と
なり、土日を挟んだ30日(月)が
権利落ち日、31日(火)が権利確定日に
なります。
つまり
『27日までに株を買って、
30日(月)まで持ち越すこと』が
優待獲得の条件となります。
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次に『優待目的』で株を保有するときの
注意点です。
優待も配当もそうなのですが、
権利落ち日に株価が落ちることは、
よくあります。
3月であれば
『27日に購入し、30日に手放そうと考えて
いたけど、配当と優待で得られる金額以上に
株価が下がってしまった』
という状況です。
特に人気の高い銘柄は、権利付き最終日
(27日)に向かって株価が上がっていきます。
ということは
『権利付き最終日に購入することは
高値で掴まされる可能性が高く』なります。
この点を鑑みると、
購入する時期はあまり直前でない方が
良いかと思われます。
また、株価のトレンド的にも下降局面の銘柄を
買ってしまい、配当優待合わせて、
数年分もの含み損を抱えてしまっていては
本末転倒です。
株価が下がってしまった場合の損切りラインを
決めておくこともとても重要なことです。
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また、この優待では『優待クロス取引』という
手法もあり、短期間で優待を
(ほぼ)ノーリスクで手に入れる手法も
存在します。
本来、優待は長期保有してもらうための施策と
言えるので、『優待クロス取り』は企業側も
あまり良い気のするものではありません。
そこで、長期保有してもらえる株主へは
商品をグレードUPさせたり等を行っています。
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これまでの点を総合的に鑑みると、
株主側、企業側にとっても
『優待目的』の選定銘柄は
『長期保有したくなる愛着のある会社が良い』
ということになります。
株価が上昇局面であれば、なおいいですね!
※この記事は情報提供を目的としており、
個別の銘柄を推奨するものではありません。
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