コラム
投資に関して
2020.03.28
下落局面の資産運用について
今回のコロナショックにより資産運用
関連のご相談が増えております。
現在運用をされている方からは現在の
保有をどのようにしたらいいのか?
運用をされていない方からは
始めるには今がチャンスではないか?
といった相談です。
証券会社への新規口座開設のお問い
合わせも殺到しているようで、
この下落局面をチャンスととらえる
投資初心者の方も多いようです。
たしかに株価が下落前より30%程度
低くなっているので、買い時と言える
のかもしれませんが、現在の相場は
初心者の方が始めるには
ちょっとリスクが高いかと思います。
リーマンショックの時には、ここから
さらに二番底があり、多くの投資初心者が
資産を減らしております。
そのような状況になったときに投資初心者が
そのメンタルに耐えられるかどうか
疑問があります。
たしかに世界経済はいずれ右肩上がりに
回復してくると思いますが、それが何年先か
そして、その投資先が破綻せずに上がるか
どうかまではわかりません。
投資先の評価額が、底だと思って投資した
ところから、更に半分まで減らしてしまった
としても、上がることを信じて持ち続けて
いられますか?
投資経験者との立ち回り方の違いは、この
メンタルコントロールによるところが
大きい様に思います。
なので、私どもでは投資初心者の方からの
ご相談に関しては、「コロナが収束し、
底打ちして、ある程度右肩上がりになってから
始めても全然遅くありませんよ。」
とお応えしております。
大切な資産を減らさないためにも必要以上に
リスクをとる必要はないのですから。
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上記に関してはいわゆる個別銘柄に投資する
場合を想定して記事を書いております。
『確定拠出年金』や『つみたてNISA』に
代表される投資信託に至っては、このような
下落局面こそ始めるには良いきっかけに
なります。
運用投資の基本的な考え方については
いつでもお話できますのでご不明な点が
ございましたらお気軽にご相談ください。
永井教盟
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