コラム
家計に関して
2020.05.09
ライフプランニング達成後の生活
前回のコラムでは『家計の収支改善』にスポッ
トを当てて書かせていただきました。
この収支を改善したあとの数値を使ってライフ
プランニング(人生の収支予測等)を行って
いきます。その中では人生の三大資金と言わ
れる「教育資金、住宅資金、老後生活資金」を
どのようにクリアしていくかが最大の課題と
なってきます。
これら『資金のハードル』は順番通りにひと
つずつ着実に乗り超えていくことが肝要です。
陸上のハードル走と同様にどこかで躓いてし
まうと、その後のハードルが迫ってきたとき
に助走が足りずどんどん苦しくなってきます。
苦し紛れにハードルをなぎ倒しながら行き着
いた先にあるのは老後破産ではないでしょう
か。反対に次に来るハードルを見据え、助走
も目一杯とって余裕を持ってゴールした後に
あるのは豊かな老後生活ではないでしょうか。
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昨年は老後2000万円問題がニュースを賑わし
ていました。この2000万円という金額、退職
金とそれまで頑張って貯めてきた貯蓄を合算
して何とか貯められたとします。
これをそのまま資産運用せずに取り崩すだけで
あれば長寿の世の中ですので、いずれ枯渇して
しまうことでしょう。
しかし、この2000万円を年間3%の利回りで
資産運用出来たとすると年間いくら増えるで
しょうか。
2000万円×3%=年間60万円です。月に換算
すると毎月5万円を年金に上乗せできるように
なります。
ある程度まとまったお金を貯める事が出来れ
ば、ご自身が定年退職したあとは、ご自身が
貯めてきたお金に働いてもらうことができる
ようになります。運用利回りは15%~20%も
必要ありません。3%程度でもこのような
パフォーマンスになるのです。
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こういうお話を聞くとだんだんとお金を貯めた
くなってきませんか?(^?^)あとは貯める
と同時に金融商品の選び方についての勉強も
していって欲しいと思います。
これは経験に勝るものはありません。定年退職
まで資産運用を何もせず、退職金が入ったから
といって投資を始める。これはちょっと危険な
気がします。
若いうちの失敗は時間が解決してくれることが
あります。少額でもいいので少しずつ経験して
いき、ご自身にあった資産運用の方法を確立し
ていって欲しいと思います。
永井教盟
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