コラム
投資に関して
2020.07.03
GAFAM
最近、投資についての記事が多くなっていたので皆様方から『良い投資先知らない?』というお問い合わせが多くなっています。
個別銘柄をお勧めできる立場ではありませんが、投資先選びの一つの考え方としてお伝えしていることがありますので今回はそれをコラムにしました。
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皆様は『マイクロソフト』という会社はご存知ですよね。1975年にビル・ゲイツとポール・アレンが設立した超巨大IT企業です。
企業価値を表す時価総額は世界第3位(第1位サウジアラムコ、第2位アップル)。
では、マイクロソフトの株価の推移を見たことはございますか?
『マイクロソフト 株価 チャート』と検索して頂ければ出てきます。
出てきたら、これをなるべく長い期間に引き伸ばしてみると、株価が過去から今までにどんな上がり方をしているのかわかります。
『yahooファイナンス』で見ると10年ほど遡ることが出来ますが2010年6月の株価はおよそ『1株当たり25ドル』ほど。
10年経過した2020年6月の株価はおよそ『1株当たり200ドル』ほど(10年でおよそ8倍)。
チャートはとてもきれいな右肩上がりをしています。
マイクロソフトの株は日本国内の証券会社でも購入することができ、今なら2万円程度から購入することが出来ます。
こういった軸となる銘柄を選定し、会社の規模、健全性、将来性などを他の銘柄と比較してみると、その投資先が有効かどうかの判断もつきやすいのではないでしょうか?
※米国株は日本株よりも手数料が高いため、ご購入の際はよくご確認ください。
※米国株は1株単位で購入できますが、日本株は基本的に100株単位での売買を行いますので購入資金は比較的高めになります。
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このコラムではよく『投資は分散しましょう』と書いていますが、どのようにするかというと以前のコラムでも登場した『S&P500』という指標があります。
これに連動した投資信託に投資することが出来ます。500というのは「500銘柄」ということで、米国の主要銘柄500社を一つに集めた投資信託になります。
『マイクロソフト1社に投資する』のと『マイクロソフトも含めた米国の優良企業500社に分散投資する』のとではリスクの度合いが違うと感じるのではないでしょうか?
この投資信託も日本国内の証券会社から購入することもできますし毎月100円程度から始められる証券会社もあります。
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手数料の関係もありますので、特段、米国株をお勧めしているわけではないのですが、企業規模を図るのに参考となるニュースが先日報道されていました。
『日本の東証一部に上場する全銘柄2170社の時価総額をGAFAM(グーグル、アップル、フェイスブック、アマゾン、マイクロソフト)の5社で上回った。』とのこと。
実は平成元年(今から32年前)ごろは、この逆で日本に勢いがありました。当時の世界時価総額ランキング50社のうち、日本の会社が32社も入っていたのです。
ちなみに、平成30年のランキングでは35位にトヨタ自動車が入っていますが、50位以内に日本の会社はトヨタ1社のみです。
ちょっと寂しい話ですね。ご参考までに。
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上記のような投資信託を証券会社で購入することもできますが、投資信託を保険に組み入れた『変額保険』という金融商品もあります。
資産を運用しながら保障も同時に備えることが出来るので、保障が必要な世代にとっては合理的かもしれません。
また、株式ではなく、よりリスクを軽減した外貨建て債券による運用をメインとした『外貨建て保険』という金融商品もあります。
こちらも『保険』なので同時に保障を備えることが出来、万が一死亡してしまった場合には大きなレバレッジ効果があります。
金融商品には様々なものがありますが、ご自身のリスク許容度に応じて適したものを選びたいものです。
お困りの際はお気軽にご相談ください。
永井教盟
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