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企業

2021.04.09

経営自己診断システム

 

今回は最近のコラムとは一風変わり、中小企業の経営者向けのコラムです。

 

経営者の方であれば常日頃から経営について考えていることだと思います。

 

税理士さんとの打ち合わせも頻繁にされていると思いますが、このシステムを使えばご自身で自社の状況がある程度把握できます。

 

無料ですし、決算書があれば簡単に分析できます(*^^)v

 

 

経営自己診断システム 『運営:独立行政法人中小企業基盤整備機構(中小機構)』

http://k-sindan.smrj.go.jp/crd/servlet/diagnosis.CRD_0100

※PCの方が入力しやすいです。

 

 

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わかること

 

〇総合診断

 

・財務分析が行われ『貴社の値』と『業界の値』を比較します。

 

・『収益性』『効率性』『生産性』『安全性』『成長性』の5項目による総合診断のレーダーチャートが表示され、27の個別指標のうち得点が低い順に3つまでが表示されます。

 

〇資金繰り診断

 

・安全性項目の10指標に注目し、『貴社値』を『業界標準やデフォルト(倒産)企業値』と比較します。

 

・経営危険度診断を行い、『安全ゾーン』『警戒ゾーン』『危険ゾーン』の3段階で結果が表示されます。

 

〇個別指標解説

 

・各指標の診断結果画面が表示されます。

 

・各指標の解説一覧がダウンロードできます。

 

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個別指標解説例

 

〇売上債権回転日数

 

・売上債権を回収するのに要する日数を表す。資金繰り上は短い方が望ましい。一般に決済までの期間は取引先との間や業界の慣行で決まっている。

 

・この日数が長い場合、資金繰りの問題だけでなく売掛債権管理上の問題もあるので、現金での取引を増やす、回収期間を短くするなど取引条件を十分に見直しましょう。

 

 

〇固定長期適合率

 

・自己資本と固定負債によって固定資産がどの程度賄われているかを示す。この数値が低いほど経営安全性は高い。土地や建物などの固定資産を短期借入金などの流動負債で賄うと金融逼迫時に借り換えができないなど資金繰りが不安定になる。

 

・この数値が100%を超えると長期資金で賄うべき固定資産が短期の支払いを要する流動負債により賄われてることになり、資金の調達が不安定な状態の可能性があります。流動負債を固定負債に振り替える、または不要固定資産を減らす、などの対策を検討する必要があります。

 

 

〇減価償却率

 

・土地を除く有形固定資産について、減価償却がどの程度実施されているかを示す。減価償却が適正に実施されないと、利益が過大に表示され、社内に留保されるべき資金が税金や配当などを通じて社外に流出することになる。

 

・この比率が低い場合、適正な減価償却が実施されていなかったり、設備が老朽化している可能性があります。また、償却済み資産を稼働している場合は設備の生産性や生産物の品質が落ちる可能性もあります。

 

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自社の財務状況は税理士さんからお聞きになることが多いと思いますが、ご自身が分析をしてみると、また違った問題点や自社の強みが判ったりします。

 

ぜひ活用してみてください!

 

 

永井教盟

 

 

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