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コラム

生活

2022.03.11

4月から成年年齢引き下げ!

どんな影響がある?

 

成年年齢が2022年4月から現行の20歳から18歳に引き下げられます。

 

この定義が変わるのは約140年ぶり。私たちの暮らしにどのような影響を与えるのでしょうか?

 

 

成年になるのはいつ?

 

2022年4月1日に現在18歳、19歳の方は新成人となります。

 

17歳以下の方は4月2日以降、18歳の誕生日を迎えた日から新成人となります。

 

 

成年になると何が変わる?

 

民法で定めている成年年齢は『一人で契約できる年齢』という意味と『父母の親権に属さなくなる年齢』という意味があります。

 

つまり、親の同意を得なくても『自分の意思で様々な契約が出来る』ようになります。

 

・携帯電話を契約する。

・一人暮らしの部屋を借りる。

・ローンを組む。※要注意!

・クレジットカードを作る。※要注意!

・10年有効のパスポートを作る。

・公認会計士や司法書士、医師免許、薬剤師免許などの国家資格を取得する。

・結婚出来る。※女性は16歳から18歳に引き上げ。
・性同一性障がいの人が性別の取扱いの変更審判を受けられる。

 

未成年者は原則、契約に親の同意が必要です。

 

親などの同意を得ずに契約したものは「未成年者取消権」で後から契約を取り消すことができますが、成人になるとこの権利を行使できなくなります。

 

自由には責任が伴うとよく言われますが、この考え方が一層大切になってきます。

 

 

成年になっても20歳まで出来ない事

 

・飲酒

・喫煙

・競馬、競輪、オートレース、競艇の投票権(馬券など)を買う

・養子を迎える

・大型、中型自動車免許の取得(普通自動車免許は従来同様18歳でOK)

・国民年金への加入

 

これらは健康面への影響や非行防止、青少年保護の観点から現状維持となっています。

 

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今後懸念されるのは、成人になったばかりの世代への金融トラブルです。

 

社会経験が乏しく、保護が無くなったばかりの成年は、確実に、狙い撃ちされます。

 

今頃、手ぐすね引いて、今か今かと待ち構えている悪徳業者もあるでしょう(-_-メ)。

 

これらは犯罪ではないケースもあるため、安易に契約してしまっても支払い等を履行しなければならないことになります。

 

このような状況も鑑み、前回のコラムで書いた『高校の家庭科で金融教育』が始まるわけなのです。

 

若い時の金融トラブルは『高い勉強代になったな(ーー;)』で済まされることもあるのですが、、、

 

自分の子供なら、なるべくならそんなことにお金を使ってほしくないし、親として防げるならば、しっかりと伝えておきたいと思っています。

 

 

                       永井教盟

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