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コラム

投資に関して

2022.05.13

米国債 金利上昇!

 

まずはじめに用語の説明として『米国債金利』とは一般的に『米国債10年物』のことを指します。

 

『日本国債金利』も一般的には『日本国債10年物』を指します。

 

また、『10年物』とは10年後に償還(満期)を迎える債券を表す言葉です。

 

この『10年物』の金利が経済の指標として様々なところで使われているのです。

 

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『債券』とはいわゆる『借用証書』で、『国債』とは『国が発行した借用証書』と言い換えることが出来ます。

 

会社が発行する債券は『社債』と呼ばれ、一般的に『国債』は『社債』に比べ信用力は高くなります。

 

例えば『株式会社○○』が発行する『社債』と、『米国』が発行する『国債』とで比較するとデフォルト(債務不履行)リスクはどちらの方が高いか判ると思います。

 

その中でも『米国債』はその市場規模は20兆ドル(2600兆円)以上と言われ、世界中の個人投資家および国家が保有しています。

 

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資産運用の面で『株式』と『債券』を比較すると、『株式』は経済の情勢を機敏に取り込む習性があるので『債券』よりも乱高下は激しくなります。

 

それに比べて『債券』は比較的緩やかに推移します。

 

『債券』はいわゆる『借用証書』なので、例えば『米国利付国債10年物:金利年3%』を10万ドル(1300万円)分購入した場合、『毎年3000ドル(36万円)を10年間、総額30000ドル(360万円)受け取り、10年後に10万ドル(1300万円)返ってくる』という約束を『米国財務省』と交わしていることになります。※1ドル130円だった場合。

 

いくら経済状況が悪化したからと言って、米国財務省は『スマン(>人<。)満期来たけど経済ショックが大変で10万ドルも返せない。割引して(>_<。)』とは言えません。※可能性は全くゼロではありませんが(;^_^A

 

『債券(借用証書)』は償還(満期)後に返還される金額が確定しています。だから経済ショックがあっても比較的価格は安定しているのです。これが『株式(株価)』との大きな違いです。

 

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ちなみに、現在の『米国債10年物』の金利は上で例として出した『3%前後』なのです。

 

2020年3月ごろにコロナショックが起きて、米国の中央銀行(FRB)は経済のカンフル剤として金利を下げました。それにより2020年8月時点で金利は0.51%まで下がっています。そこからしばらく金利は低かったのですが、2022年の3月ごろから、米国の強いインフレ(物価高)圧力を抑制するため方針転換を余儀なくされ、2%を超えてきました。

 

さらに2022年4月後半には2%台後半まで上がり、5月6日には3.13%まで上がっています。

 

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実は最近、このような米国金利の上昇を受け、相談が急増しているのが、保険会社が販売している『一時払いタイプのドル建保険』です。

 

主な運用先を米国公社債(国債・社債等)にしており商品によっては3%を超えるものもあるので、銀行や証券会社で声を掛けられた方も多いかと思います。

 

皆さんが口を揃えておっしゃるのは『金利は良いけど円安が気になる…』ですが、、、こういったお話にご興味がある方はお気軽にご相談ください(^_^)v

 

 

     永井教盟

 

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