コラム
お金に関して
2022.09.09
前年比2.4%!物価上昇中!
2022年8月19日に2022年7月の消費者物価指数が発表されました。
前年同月比:2.4%の上昇! ※生鮮食品は除く
これは2008年の原油高騰時と並ぶ急なインフレという結果でした。
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その中でも特に『円安』や『原油高』の影響を受けやすい物の上昇が目立っております。
下記は値上げが目立つものをいくつかピックアップしました。
・食パン : 12.6%
・カップ麺 : 13.3%
・小麦粉 : 16.8%
・食用油 : 40.3%
・マヨネーズ: 15.3%
・ポテトチップス: 10.7%
・ハンバーガー: 10.6%(外食)
・電気代 : 19.6%
・ガス代 : 18.8%
・電気洗濯機: 15.5%
・洗濯用洗剤: 11.8%
・携帯電話機: 14.7%
数百円程度のものなら、なんとなく『ちょっと上がったかなぁ(´・ω・)』くらいですが、電気代や携帯電話機など数万円を超えるような物が値上がりすると結構なインパクトがありますね(ーー;)
現在、7月よりも更に円安が進行しているので、物価上昇圧力はますます高まっている状況です。
このような状況でも今のところ日銀や日本政府のスタンスに特に変化は無いようですので、市場へのメッセージとしては『円安容認』と映っている事でしょう。
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今後も継続して毎年2%の物価上昇が起こった場合、10年後に物価は1.2倍に上がります。
現在100万円で購入出来ていたものが120万円出さないと買えないという状況です。
銀行で100万円を0.01%で預けていて、10年後に100万1000円になっていたとしても、その購買力は20%失われていることになります。
更に言うと、、、2019年に消費税は8%から10%に2%引き上げられました。
この瞬間に、銀行に預けられていた100万円は98万円分のものしか購入できなくなっています。
この状況、気付いていましたか?
実は『物価上昇(インフレ)』と『消費増税』は銀行預金の大敵なのです(ノД`)・゜・。
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物価高(インフレ)対策としては、やはり株式や債券等で『インフレ抵抗力のある資産を持つこと』になります。
そしてその運用利回りは、例えばインフレが2%であれば名目値で3%以上の運用をしておかないと、資産(購買力)は段々と目減りしていくことになります。
『資産運用(投資)』は単に『増えた(^_^)v』、『減った(-_-メ)』と一喜一憂するようなものではなく、本来は『生活防衛のために必要不可欠なもの』なのです。
永井教盟
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